東北へ:フレンチレストラン・カノウ(仙台)
2012.05.10 08:00|レストラン|
今回はレシピ、お料理日記ではなくお店の紹介と雑文です。
4月の末に東北に行ってきました。以前仙台に8年程住んでいたのですが、あのときは本当に貧乏でしたね。そのうちカミさんが仕事をはじめて、僕も僅かな収入だけども仕事を始めて、人と同じ生活をすることを目指してもいいのかなぁ、と思い出したあのころ。僕らは思いっきり背伸びをしてフレンチレストランに行きました。それが、今回の記事で紹介する、レストラン・カノウです。
とっても素敵なレストランです。ワインも美味しいし、値段も良心的。褒めるつもりなら色々褒められますが、何か一つくらい褒めそこないそうなのが怖いので、ただ、
「仙台にお越しの際には是非訪れてみて下さい」
とだけ申し上げておきましょう。三陸の魚介の幸を目いっぱい使ったお料理が自慢のレストラン。震災後漁業も打撃を受けて、メニューから三陸産のものが消えていたのですが、漁業の復興にともない、また元のメニューに徐々に戻るはず。猟師さんも頑張ってるってシェフから聞きますし。東北のお魚美味しいんですよ!いち早い漁業の完全復興を心待ちにしてます。三陸産の舌平目や時鮭なんか考えるだけで楽しくなります。震災前も後も人気のレストランです。
以下お料理(1万円)の写真です。デザートの前にもう一つ小さなデザートがありましたが、写真を撮り忘れました。このお店のシェフは写真の腕もよく、掲載すると怒られそうですが、苦情が来たら削除することにして、僕なりのお店の宣伝ということで。
アミューズ:アンコウのゼリーよせ。
前菜:ホワイトアスパラ、生ハム添え。
前菜:甘海老のキャビア乗せ。
前菜:鳥のプレスしたもの、ホアグラ添え。
メイン:オマールエビのグリル。
メイン:鳩、フキノトウソース。
デザート盛り合わせ。
雑 文
贅沢なお料理であることは間違いありませんね。それは承知してます。
僕のカミさんは僕の料理を喜んでくれますが、ずっと昔から「美味しいものを作ってほしいから美味しいものを一緒に食べに行く。美味しいものを知らないのに美味しいものを作れるはずないから」といっていました。僕が無収入なときはもちろん、僕が仕事をしているときも、専業主夫になってからも僕の収入・貯金では分不相応なレストランに連れて行ってくれます。このお店もそのうちの一つです。
お食事をおうちで楽しむには作る人と食べるひとが同じ方向を見ている必要があると思います。
料理をするのは僕です。でも、カミさんも料理に僕と同様の興味があり、初めてだす料理以外は材料から調理法まで僕の料理を全て説明できます(我家のホームパーティーにいらっしゃった方はご存じだと思います)。「美味しい」という言葉ももちろん僕の力になりますが、食を理解し楽しもうとするカミさんの努力は僕をいつも助けてくれているとおもいます。
このレストランに行くと、そんなことを思いながらシェフがだす常に新しいお料理を楽しんでます。
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